戸籍の歴史
明治5年式戸籍(壬申戸籍)
日本で最初に作られた全国統一様式の戸籍です。
この戸籍が実施された年の干支が壬申(みずのえさる)であることから、一般に「壬申戸籍(じんしんこせき)」といわれています。この壬申戸籍は身分登録だけでなく、住所登録の役割も果たしていました。しかし、病歴・犯罪歴等が記載されていたことから現在は閲覧が禁止され、法務局内で厳重に保管されています。(法務省の公式発表では壬申戸籍は廃棄されたことになっています)
明治19年式戸籍
現在閲覧できる戸籍の中で最も古い戸籍です。本籍の表示が屋敷番表示から地番表示に変わりました。(本籍を住居表示ではなく地番で表示するのは現在の戸籍も同じです)。又、この戸籍から除籍制度が設けられました。
明治31年式戸籍
明治31年に制定された旧民法の「家制度」を取り入れた戸籍です。「家」が戸籍編成の単位になり、人の身分関係に関しても詳細な規定を設けられることになりました。
この戸籍簿の他に身分関係の届出や報告を記載する「身分登記簿」が設けられました。
大正4年式戸籍
明治31年式戸籍で設けられた「身分登記簿」は廃止され、戸籍簿に一本化されました。
その後、昭和22年12月22日に戸籍法が改正されましたが、昭和23年1月1日以降直ちに戸籍を新様式に改正することができなかったため、昭和32年までこの戸籍が現行戸籍でした。
昭和23年式戸籍
昭和22年の年の民法改正によって「家制度」が廃止されて新たに編成された戸籍です。男女の平等、個人の尊厳が基調となったので、戸籍の編成単位も夫婦とその子供が単位となり、三代戸籍は禁止されました。
現在、戸籍のコンピュータ化が実施されていない市区町村役場で取れる戸籍はこの戸籍です。
平成6年式戸籍
平成6年の戸籍法の改正により戸籍のコンピュータ化が実施されることになりました。現在、順調に改製作業がされていますが、すべて完了までは今しばらく時間がかかりそうです。現在、戸籍のコンピュータ化が実施されている市区町村役場で取れる戸籍はこの戸籍です。
戸籍は、このように何度も様式の改正を繰り返し、現在では平成6年式戸籍が現行戸籍となっています。
改正された明治19年式戸籍・明治31年式戸籍・大正4年式戸籍は改正原戸籍として保管され、相続手続のための戸籍謄本取得の場合は被相続人の出生まで遡って取得していくことになります。
(コンピューター化された市区町村役場では昭和23年式戸籍も改正原戸籍として保管されています。)

